むくみの症状と種類

日常生活の中で、多くの方が一度は悩まされたことがある症状がむくみです。

その中で代表的といえるのが、立ち仕事や長時間同じ姿勢をとるといったものです。

心臓から送り出された血液は全身を巡って心臓に戻りますが、足は心臓から遠い位置になるので血管から血液がしみ出しやすく、血管内に水分が戻りにくくなっています。

そのため、足の血液の流れが滞って余分な水分が溜まりやすくなり、むくみに繋がります。

また、水分や塩分の摂取しすぎ、アルコールなどが引き金になる場合もあります。

水分や塩分を多く摂りすぎると、血管中の水分量が増加して血管の外にしみ出しやすくなってしまいます。

また、アルコールを摂取することで血管の透過性が高まり、同様に血管中の水分がしみ出しやすい状態になってしまいます。

反対に、水分不足でもむくみが引き起こされてしまう場合があります。

体内で水分が不足した状態になると、静脈の血行が悪くなり、動脈から血液中にしみ出た水分を吸収できなくなってしまうことがあります。

その結果、吸収しきれなかった水分が皮膚と皮下組織内に溜まり、むくみに繋がります。

また、精神的なストレスが原因で自律神経が乱れ、血液の流れが悪くなった場合も同様にむくみが引き起こされる場合があります。

むくみの原因に他の症状が関わっている場合は、注意が必要です。

症状の1つとしてむくみがあらわれる病気には重篤なものが多く、放置していると健康に大きな悪影響を与えてしまいます。

特に注意するべきなのが心不全をはじめとした心臓の病気で、最悪の場合、命に関わる可能性もあります。

むくみのほかに心臓病が疑われる症状がみられた際は、速やかに病院へ行き、医師の診察を受けましょう。

心臓病以外では、急性腎炎やネフローゼ症候群などの腎臓病、肝硬変などがむくみの原因になることがあります。

また、甲状腺機能低下症や更年期障害など、ホルモンバランスの乱れや異常が引き起こす症状もむくみの原因になります。

これらの症状のほかに、医薬品の副作用が原因になるパターンも報告されているため、すでに何らかの医薬品を服用している場合も注意しましょう。

むくみやすい人

むくみは全ての人にみられる可能性がありますが、その中でも女性の方はむくみになりやすい傾向にあります。

足に存在する静脈の血液は、筋肉のポンプ作用によって心臓へ送り届けられています。

しかし、女性はもともと筋肉量が少なく、男性に比べると静脈の血行が悪くなってしまいがちです。

また、生理前や妊娠中、更年期など体内のホルモンバランスが変化しやすく、自律神経が乱れて血行が悪くなってしまうこともあります。

体を締め付ける衣服を着ている方も、むくみがあらわれやすいので注意が必要です。

衣服で体が締め付けられることにより、血管が狭まって血液の流れが悪くなり、むくみやすい状態になってしまいます。

衣服だけでなく窮屈な靴を履いている場合も、同様に血液の流れが悪くなって足がむくみやすくなってしまいます。

無理のあるダイエットや睡眠が不足しがちな方も、むくみやすい傾向にあります。

過度な食事制限によるダイエットは、体内の水分を調節するために必要不可欠な栄養素を不足させてしまい、十分な水分調整が行われにくくなります。

これにより、余分な水分が血管から多くしみ出してしまい、むくみやすくなります。

該当する方はむくみに注意し、むくみらしき症状がみられた際は適切な方法で対処しましょう。

むくみの治療や予防について

一般的に、むくみは血液の循環を改善することで緩和されます。

立ち仕事やデスクワークの合間に、適度な運動やマッサージを取り入れて血液の流れが滞るのを防ぎましょう。

入浴で体を温め、血行を促進するのも有効な改善法なので、シャワーで済ませるのではなくしっかりと湯船に浸かるようにしましょう。

また、むくんだ部位を通常よりも高い位置に上げ、水分の流れを改善するのも効果的です。

ほとんどのむくみは、これらの方法で対処できますが、場合によっては投薬治療が選ばれることもあります。

投薬治療によってむくみを改善する場合、主に利尿薬が使われます。

血液中に存在する過剰な塩分や水分を尿として体外へ排出することで、むくみを改善へと導きます。

運動や入浴で冷えを防ぎ、塩分を控えてタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素を摂取することで予防することができます。

また、体を締め付けない衣服を着用したり、適度に水分を摂取するのも有効です。

日々の食生活や生活習慣を見直し、むくみやすくなる原因を取り除き、むくみを予防しましょう。